僧侶の養成育成。僧侶になる方法、僧侶になりたい方、僧侶になるためには、まず僧侶の資格を取る。出家し得度式を受け、僧侶になり、阿闍梨になる
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|真諦|と|俗諦|、|仏の世界の真理|と|人間世界の真理|
真諦とは、仏の世界における真理、俗諦とは、俗世間における
人間の説く真理。
人間の智慧は、分別智。 俗世間の人間が、仏の世界の真理をわかることはできない。
仏は、超越した存在であり、一歩一歩、近づくことはできても
、はるかかなた、途方もなく、遠いかけ離れた所に位置する仏
の世界に到達することは不可能である。
従って、人間が、修行を続けても、仏の真理を理解することは
不可能である。
阿羅漢でさえも、阿羅漢は、人間であるので、仏の世界のこと
はわからない。
仏の世界のことは、仏にしかわからない。
すべてのこと、すべての宇宙の真理、諸法実相は、仏にしかわ
からない。
人間の知恵とは、途方もなくかけ離れている、諸法実相を人間
が把握することはできない。
但し、人間が、般若波羅蜜の智慧を得れば、仏の智慧を得るこ
とになるので、仏の世界のこともわかることになる。
しかし、人間が、般若波羅蜜、仏の智慧を得ること、完
全なる仏に成ることは、事実上、不可能である。
般若波羅蜜を得るための修行に六波羅蜜がある。
六波羅蜜の修行をしても、般若波羅蜜、仏の智慧を得ることは
不可能と言える。
般若波羅蜜、仏の智慧を得ようと仏道を歩み続ける姿勢自体が
、重要であり、それが仏教である。
仏は、人間世界、分別の世界の真理は、わかった上での無分別
智を持つ。
人間は、仏の智慧を得て、仏に成るべく菩薩道を歩んでいく。
人間は、一切衆生、悉有仏性。
人間は、仏性を有している。
仏性を有しているので、仏の一員である。
仏になることができる。
仏の一員であるが、修行途中で般若の智慧、仏の智慧を得てい
ない。
仏の智慧を得て、最終ゴールである完全なる仏になるべく、仏
に向かって、道を歩み続けることになる。
仏性を人間が、持っているということは、人間が、仏になれば
仏の世界の真理を理解できることになる。
事実上、完全な仏に限りなく近づくことができたとしても、完
全な仏になることは、不可能と思われる。
仏教は、仏に成るための教えです。
不可能か、可能かに限らず、ひたすら仏に向かって、歩き続け
ることが、仏教である。
もし魂というものが、存在するならば、魂が、仏に向かって、
修行し続け、仏に成ったもの、あるいは仏の極近くに近づいた
ものがあるかもしれません。
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