○水子地蔵とは

真浄寺境内には水子地蔵尊があります。水子地蔵尊をお参りし、水子の幸せをお願いしましょう。 "水子供養の折には、子供の喜ぶ供物をあげれば、水子もうれしく思います。" 水子供養は、生きている者にしかできないこと、水子の元へ、親の善行・功徳が届くように回向することです。 水子の霊が、鬼にいじめられ足止めをくらうことなく、水子地蔵尊に連れられて、迷うことなく浄土へお導きくださるよう祈ることが、水子供養です。 亡くなった水子への惜しむ念や気持ちを正直に水子の霊へ伝えるのが水子供養です。 水子の霊も成人の霊も区別なく、僧侶となり、１０万億土の旅を修行しながら浄土へ向かっていきます。 この世へ産まれたかったという未練も水子にはあります。 浄土への修行の旅をしながら水子の霊はこのような未練も薄れてきて、この世への執着心も浄土へつく頃には消えてしまいます。 地蔵菩薩は、八面六臂の大活躍をしています。 水子地蔵は、地蔵菩薩の活躍のうちの一つである、水子を守り、救い、浄土へ連れて行くという、役割の名前、呼称です。 水子地蔵という独立した地蔵菩薩が存在するという意味ではありま せん。 地蔵菩薩は、地蔵菩薩だけ、唯一の存在です。 地蔵菩薩は、大変重要な役割を持ち、どこにでも、誰に対しても救 いのてを差し伸べる仏様です。 お釈迦様が入滅後、お釈迦様の代わりの役目を果たすのが、地蔵菩 薩です。 お釈迦様の代わりに、弥勒菩薩が、５６億７千万年後の未来に、こ の世界に現われ、一切衆生を救済するまでは、地蔵菩薩が、お釈迦 様の役割を果たしてくれます。

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